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車検のご相談等、まずはお気軽にお電話ください
クルマには、消耗、摩耗、劣化など、交換や修理が必要になる部品がたくさんあります。「最近、なんだかいつもと様子が違う…」運転中にそう感じたときこそ、早めに点検を。 こまめに点検をしてクルマを良い状態に保つことは、大切なクルマを長く安全に乗る最も重要なポイントです。気になるところがありましたら、ぜひお気軽にお電話ください!
◯エンジンの音や振動が大きくなった
◯出足と加速が悪くなった気がする
◯最近、燃費が悪くなった
◯エンジンの焼き付き
原因は…
エンジンオイルやオイルエレメント(ろ過するフィルター)の劣化が考えられます。
高熱のエンジン内部の循環を繰り返すうち、オイルとフィルターに不純物(鉄粉、燃えカス等)が取り込まれて、徐々に劣化していきます。
エンジンオイルは人間でいう「血液」のようにエンジン内各部を循環し、エンジン内の摩擦部分に油膜を形成して、潤滑・密封・冷却・防錆・洗浄の役割を果たしています。劣化した状態で使用し続けると、エンジン性能が低下し故障の原因になります。
エンジンオイルを交換したばかりなのに「黒く汚れる」というのは、エンジンオイルの特性である「清浄分散作用」が正常に働いていることの証です。故障等ではないのでご安心ください。
5,000km〜15,000km程度が交換の目安といわれていますので、定期的に点検、交換しましょう。
◯ブレーキの利きがよくない
◯ブレーキペダルの踏み応えがない
原因は…
ブレーキオイル(圧力を伝えるオイル)の不足か劣化が考えられます。
ブレーキをかけたときに発生する熱の影響や長期間の使用による劣化で、ペダルからの圧力が正常に伝わらずにブレーキの利きが悪くなります。
ブレーキフルードは命に関わる重要な部品です。フルードが劣化すると、ブレーキホースなどのゴム部品が硬化して液漏れしたり、長い坂道で激しいブレーキングを繰り返したりしたときにブレーキ管に空気が入った状態となり、ブレーキペダルを踏んでもブレーキが効かないという「ベーパーロック現象」が起こります。 もしフルードの色がコーヒーのような茶色だったり、少しでも違和感がありましたら、すぐに点検を。2年または20,000kmごとの交換をおすすめします。
◯雨の日、スリップしやすくなった
◯ハンドルが重たくなった
◯ハンドルが左右に取られたり、ぶれたりする
◯タイヤの減り具合が前後で違う
原因は… タイヤの状態に問題があります。
タイヤは溝が浅くなったり、経年劣化でゴムが硬くなると雨の日にスリップしやすくなったり、制動距離が長くなりとても危険です。 「走る」「曲がる」「止まる」の動作を繰り返すタイヤは、走行距離だけではなく、洗車時の洗剤や、つや出し剤の過度の使用、日差しの強い場所での使用、長期間放置することでも劣化が進んでいます。
タイヤの溝が1.6mm以下(スリップサインが示された部分)になったり、ひび割れが起こると車検の基準を満たすことができません。定期的なチェックと入れ替え(ローテーション)作業をおすすめします。
◯エンジンがかかりにくくなった
◯バッテリー液が減ってきた
◯パワーウィンドウの開閉が遅くなった
◯停車時と走行中のヘッドライトの明るさが異なる
原因は…
バッテリーの寿命、あるいはバッテリー液不足が考えられます。
バッテリーは、鉛の極板と希硫酸(電解液)が化学反応を起こすことで電気を発生します。走行しながら充電と放電を繰り返し、徐々に劣化が進んで電圧不足になると、エンジンがかかりにくくなったりライトが暗くなるなどのトラブルがおきます。 また、追加で多くの電装機器を装備している場合、バッテリーへの負荷が高くなり寿命を縮めます。
トラブルの原因になる割合が比較的高いのがバッテリーです。
バッテリー内の電解液は、自然蒸発は無くとも電気分解によって減る場合があります。また、電解液不足は極板が露出、酸化してしまい劣化を促進させるだけでなく、そのスペースにガスがたまり静電気発生の原因になるとバッテリーの破裂事故にも繋がります。電解液が減っていたらバッテリー補充液(水道水は不純物を含んでいる為ご使用にならないで下さい)を補水する訳ですが、液減りが多くなったら製品寿命が近いと判断できます。
2〜3年ごとの交換をおすすめします。クルマのあらゆる電動・電子機器を稼働させる大切な電源装置ですので、定期的に電圧測定や電解液量の点検を受けましょう。
◯パワー不足を感じる
◯最近、燃費が悪くなってきた
原因は…
エアクリーナーの目詰まりが考えられます。
目詰まりを起こすと吸入空気量が足りず、パワーダウンしたり燃費が悪くなったりします。また、ディーゼル車の場合は黒煙の排出量が多くなります。
エアクリーナーは、エンジンを燃焼させるために必要な空気中のチリやホコリをきれいに濾過しています。多少汚れていても大きな問題はなく、頻繁に交換してもそれほど効果が期待できる物でもありませんが、もしエンジン内部にホコリなどの異物が入ると重大な故障を招く可能性があります。2年または20,000kmごとの交換が目安です。定期的に点検、交換することをおすすめします。
◯ブレーキペダルを踏むと「キーキー」と音がする
◯ブレーキペダルを深く踏まないと利かない
◯最近、ブレーキの利きがあまくなった
原因は…
ブレーキパッドが消耗してきたようです。
ディスクブレーキはブレーキローターとブレーキパッドを擦り合わせた摩擦力で制動します。ブレーキパッドやブレーキローターはブレーキをかけるたびに少しずつ摩耗する消耗品なので、交換が必要になります。 すり減ってくると、パッド横の硬い部分とディスクローターがこすれてキーキー音が発生し、交換時期がわかります。
ディスクブレーキは命にかかわる重要な装置です。少しでも違和感がありましたら、点検を受けましょう。
ブレーキパッドは走行距離3万〜4万kmが交換目安ですが、ブレーキの使用状況によって異なります。残厚3mm以下になったら交換をおすすめします。ブレーキローターは100,000〜200,000kmを走行すると交換する必要性が出てくることが多いとされています。
◯最近、ブレーキの利きがあまくなった
◯ブレーキペダルを踏むと「ゴォゥゴォゥ」と音がする
原因は…
ドラムブレーキ内のライニングが摩耗している可能性があります。
車輪とともに回転するドラムの内側に、ライニング(摩擦材)を張ったシューを、油圧ピストンの力で押しつけることによって摩擦力を発生し、その摩擦力(運動エネルギー)を熱エネルギーに変換して制動させるブレーキシステムのため、摩耗が進んで、ライニングが貼り付いたブレーキシューが直接ドラムにあたると、「ゴォゥゴォゥ」と鈍い音が発生します。
ドラムブレーキはメンテナンス必須のパーツです。 制動力が低下してしまうと、ブレーキが効きづらくなり、最悪の場合大きな事故に繋がる可能性も…。そうならないためにも、メンテナンスをきちんと行いましょう。ドラムブレーキ内のライニングの摩耗を放置すると、ブレーキドラムに損傷を与えてしまい、徐々にブレーキの利きが悪くなってくるので、すぐに点検を受けましょう。
◯ワイパーを動かすとビビリ音がする
◯ウィンドウガラスに拭きムラが残る
◯ガラス面が油膜でギラギラしている
原因は…
ワイパーゴムの劣化が考えられます。
ゴムを交換します。それでもビビリ音や拭きムラが残る場合、ワイパーブレードの反りや本体の寿命も考えられます。 ウィンドウガラスの油膜は、大気中の排気ガスや路面上の油分、コーティング剤などが溶けて付着したものです。
ワイパーゴムは気温の変化や摩擦によって劣化します。ガラスにキズや亀裂が入ってしまうと車検の基準を満たすことができません。
ガラスの油膜(被膜)は、専用の油膜取り剤などで除去する必要があります。
◯ヘッドライトがいつもより暗い
◯ウィンカーの点滅が早く感じる
原因は…
バルブ(電球)の寿命が考えられます。
時間経過とともに光量は徐々に減っていくので交換が必要です。バルブ(電球)の種類によって交換時期は異なります。
ライト類(ヘッドライト、スモールライト、ウィンカー、フォグライト、テールライト、ブレーキライト、バックアップライトetc.)の不点灯、光度不足、レンズ割れは整備不良となり、車検の基準を満たすことができません。
不点灯で走行すると、前方の視界が確保できないだけでなく、自車の存在を知らせることもできなくなり、大変危険です。すぐに適切なバルブ(電球)と交換しましょう。
また、カバーが黄ばんだりくすんだりして暗いときは、磨いたり交換するなどの方法もご提案します。
◯走行中に足回りがガタつく
◯ハンドルを切ると「コトコト」と音がする
◯ホイールの内側がベトベトしている
原因は…
ブーツ類の破損が考えられます。
ブーツはエンジンの回転やハンドルの動きを伝達する間接部分に装着されたカバーです。ほとんどがゴムで製造されている為、経年劣化してしまいます。古くなれば硬くなってしまい、ひび割れを起こしたり割れてしまいます。 路面の振動やハンドルの動きに合わせて常に可動しているため、ドライブシャフトブーツなどは最も劣化しやすい部品といえます。
ブーツ類に亀裂が入ると、内部のオイルや潤滑剤(グリース)が漏れて飛び散ります。また、破れた箇所から水や土、砂、ゴミ等が入りベアリングなどを駄目にしてしまいます。思わぬ事故が発生する危険性がありますので、当然車検をパスすることができません。 ブーツ類は自分で確認することが難しい場所にあるため、定期的に点検、交換しましょう。
◯ハンドルが重く感じるようになった
◯エアコンの効きが悪い
◯エンジンルームあたりから「キュルキュル」と音がする
原因は…
ベルト類の劣化(ひび割れ、伸びなど)や破損が考えられます。
ゴム製なので、温度変化や摩擦などで徐々に劣化し、接触面が尖ってきます。ゆるみが生じると冷却や充電、パワーステアリング操作などに支障がでます。
ベルト類は、エンジンの回転をオルタネーター(発電機)、エアコン、冷却ファン、パワステなどへ伝える大切な役割があります。使用しているうちに伸びたりひび割れしたりして切れてしまうと、故障や事故につながります。
オルタネータ・ベルトが切れてしまうと、バッテリを充電できなくなりバッテリ上がりを起こし、エンジンが始動できなくなります。特に走行中パワー・ステアリング・ベルトが切れると急にハンドルが重くなり、カーブ等を曲がれず事故を起こす危険があります。30,000km〜50,000kmが交換の目安ですが、できるだけ早く交換することをおすすめします。
◯ハンドル操作が重くなった
◯ハンドルを切る時に引っかかるような違和感がある
◯ハンドルを切ると異音がする
原因は…
パワーステアリングオイルの量不足か劣化が考えられます。
パワーステアリングオイルは運転中のハンドル操作のたびに高い圧力で圧縮されて高温となり、負担がかかって徐々に劣化が進みます。
パワーステアリングの異常にはいくつか原因があるのですが、ハンドルを切ったとき時に「ヴーン」や「ウィーン」というような音がする場合は、パワステオイルが少なくなっている事が考えられます。油圧により機械の動きをアシストするものなので、基本的に総量が減少するという事はありません。漏れてしまうのは、ホースの損傷、繋ぎ目からの漏れ、ポンプ本体からの漏れ、オイルシール不良による漏れなど、様々な原因が挙げられます。
オイルが減るという事は、どこかから漏れていると考えていいでしょう。リザーブタンクで確認できるくらい補充すれば音は消えますが、漏れている場合、また油量は減ってきます。早急に損傷箇所を確認し、ホース等の部品を交換する事が必要です。
量不足のまま走行を続けると、車が動かなくなってしまいますし、内部にスラッジや鉄粉が溜まってしまい、その結果オートマチックミッッションが損傷してしまいます。2年または20,000kmごとの交換をおすすめします。
◯発進や加速が悪くなった気がする
◯ギアチェンジした時に衝撃が大きくなった
◯最近、燃費が悪くなった
原因は…
ATF(自動変速機[AT]専用フルード)の劣化が考えられます。
走行とともに熱や、金属部分が摩耗してできた粉などの不純物で徐々に汚れ、劣化するとパワーダウンや燃費低下の原因になります。最悪の場合、トランスミッションを損傷し走行不能になる可能性があります。
ATFはATのギアチェンジを潤滑に行えるようにしたり、エンジンの動力をタイヤに伝えたりしています。 そのほかにも、変速制御や冷却など潤滑油・作動油として多くの役割を担っています。
新車であれば2年または20,000kmごとに交換が必要です。
※過去に交換履歴のない多走行車など、長年の走行で金属部品が摩耗してできた粉などの不純物がオイルの中に多く沈殿し、交換をすると蓄積していた摩耗粉が再循環してバルブや油圧経路を詰まらせてしまうなど、様々なトラブルを引き起こしてしまうため、交換をおすすめできない場合がありますのでご相談ください。
◯エンジンのかかりが悪くなってきた
◯出足と加速が悪くなった気がする
◯最近、燃費が悪い
◯アイドリングが不安定
原因は…
点火プラグの汚れや劣化が考えられます。
点火プラグは、高電圧による放電で火花を発生させ、燃料に点火してエンジンを動かしています。点火プラグの消耗や劣化が進むと火花の飛びが悪くなり、馬力がなくなったり、燃費が悪化したりと、さまざまな症状を引き起こします。
エンジン内で圧縮した空気とガソリンの混合ガスに点火させるための「火花」がきちんと飛ぶためには定期的な点検が必要です。種類によって寿命は多少異なりますが、イリジウムプラグは100,000kmを目安に新しいプラグと交換することをおすすめします。
◯水温計の温度がいつもより高い
◯最近、冷却水が減ってきた
原因は…
ラジエーター液の劣化や不足。または、ラジエーターキャップが劣化してきたようです。
そのままの状態で走行を続けると、最悪の場合エンジンが焼き付いてしまう恐れがあります。
ラジエーター内を循環する冷却液と圧力を保つためのキャップは、高熱になるエンジンを冷やして温度を一定に保ったり、エンジンが錆びないようにする役割があります。
基本的に時間の経過とともに酸化と腐食が進み、劣化していきます。劣化すると配管が詰まって液漏れを起こします。また、液量が減少するとタンク内が腐食して発生する不純物が堆積して、オーバーヒートにもつながります。
ラジエーター液は2年または20,000kmが交換の目安ですので、定期的に点検、交換してください。
◯クルマを停めたとき地面にオイルが垂れたあとがある
◯走行中にオイルの焼けたような臭いがする
◯点検でオイルの量が減っていると言われた
原因は…
オイル漏れが考えられます。
何もしなくても漏れるようになるのは、ほとんどがエンジン内部の部品の劣化によるものです。エンジンは金属で出来ていますが、その継ぎ目のシールなどはゴム類で出来ており、自然と劣化していきます。劣化により密閉性がなくなり、そこからオイルが漏れてくるようになります。オイルの量が減るとピストンやシリンダー等の摩擦が大きくなってエンジンが傷み、燃費も悪くなっていきます。最悪の場合、エンジンが焼き付いて停止したり、漏れたオイルが引火して車両火災になるなど、重大な事故につながります。
オイル漏れは、薄くにじむ程度の軽いものからポタポタと垂れる程度までさまざまな症状があり、車検基準を満たすことができなくなります。多くの場合、オイルシールやガスケットなどオイル漏れを予防する部品の交換が必要となります。
オイルは潤滑、冷却、密封、伝達、洗浄など、さまざまな役割を担っています。点検と交換をおすすめします。
エンジンがかかった状態で、次の警告灯が点灯したままになったら、整備工場での点検が必要です。
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