SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標をかかげ、この17の目標(GOAL)を達成するために、世界各地で取り組みが進んでいます。国連では、2030年を達成年限としていますが、これを達成するには、取り組みのスピードを速め、規模を拡大しなければなりません。2020年1月、SDGs達成のための「行動の10年(Decade of Action))がスタートし、弊社では、まずは「できることからはじめる」ことで、少しでも目標達成のスピードを速め、業界での意識を広げて高めて行けるよう努めていきます。
再生可能エネルギー、エネルギー効率、石炭や石油を使う場合のより環境にやさしい技術などについての研究を進め、その技術をみんなが使えるようにし、そのために必要な投資をすすめる。
温室効果ガスの排出は今や史上最高のレベルにある。世界の温度の上昇をできれば摂氏1.5度以下に抑え、地球の温度を上昇させないようにするため、気候変動のペースを緩め、持続可能な低炭素未来に必要な行動と投資を強化する。
商品やサービスの価値をより高める産業や、労働集約型の産業※を中心に、多様化、技術の向上、イノベーションを通じて、経済の生産性をあげる。
※労働集約型の産業とは、人の働きによる業務の割合が大きい産業のこと。たとえば、機械化されていない農業や、人がサービスを提供する仕事など。
資源をよりむだなく使えるようにし、環境にやさしい技術や生産の方法をより多く取り入れて、インフラや産業を持続可能なものにする。すべての国が、それぞれの能力に応じて、これに取り組む。
国際的な取り決めにしたがって化学物質やあらゆる廃棄物(ごみ)を環境に害を与えないように管理できるようにし、人の健康や自然環境に与える悪い影響をできるかぎり小さくする。
さまざまなパートナーシップの経験などをもとにして、効果的な公的、官民※、市民社会のパートナーシップをすすめる。
※官民のパートナーシップ:政府や自治体などの公的機関と民間の企業などによる協力